建新ブログ BLOG
2024.11.28NEW
- カテゴリー 新卒ブログ
今年の秋の振り返り
初めまして 2024年度新卒社員の箕輪と申します。
11月より新卒ブログメンバーに加わることになりました。
今年の10月は去年と比較して暖かかったような気がしました。
11月になると、寒さが増してきて秋も終盤となってきたように感じます。
この秋、みなさんはどのように過ごしましたか?何か新しいことに挑戦出来ましたか?
私は普段活字に触れる機会が少ないため、これを機に読書に挑戦しました。最初の方はすぐにスマホを手に取ってしまい、集中出来ませんでしたが、何冊か読んでいるうちにスマホ離れが出来て、いい機会になりました。
そこで、私が読んだ本の中で印象に残った作品を紹介したいと思います。それは宮島未奈さん著「成瀬は天下を取りに行く」という作品です。
私は今年の秋に「本屋大賞」の候補作10冊を読みました。その中で、「成瀬は天下を取りに行く」は他の候補作とは一線を画しており、シリアスや感動的な展開とは異なる非常に楽しく読みやすい作品でした。
この作品は、ユーモアに溢れ、読者を笑わせる要素が多く含まれており、万人に受け入れられやすい内容で、このブログを読んでいる方にもぜひ知ってもらいたいと思い今回、「成瀬は天下を取りに行く」を推薦させていただきます。
この作品は滋賀県大津市を舞台に、自由奔放で自分の思いつきを次々に実行していく成瀬あかりと、それに振り回されながら親友として彼女を支える島崎みゆきの2人の少女を中心に展開される連作短編集です。
以降、各短編について、本作で飛び出す名言や印象的なセリフを一部引用しながら、簡単にあらすじを紹介します。
物語は、成瀬が中学2年の夏に「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と唐突に宣言する場面から始まります。このセリフの背景として成瀬や自分の家族にとって思い出の場所であった西武百貨店が閉店するからです。その感謝の気持ちを伝えるために、成瀬は西武百貨店に毎日通い続けることを決意します。さらに、地元のローカルテレビ局で閉店の瞬間まで毎日中継が行われることを知り、その中継に映って感謝の気持ちを伝えようと考えます。
夏休みが明けると、突然成瀬は島崎に「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」と告げ、漫才コンビ「ゼゼカラ」を結成して、お笑いの頂点を目指します。
第3話
では、物語の中心が一時的に成瀬から離れ、西武百貨店の閉店カウントダウン中継を見ている中年の男たちに移ります。
大阪でWeb制作会社に勤務する稲江敬太は、西武大津店の閉店をきっかけに、地元大津で同窓会を企画し、小学6年生の時から音信不通となっていた同級生を探し出そうとするのです。昔を懐かしみながら、失われた絆を取り戻そうとする中年男性たちの奮闘ぶりが印象的ですし、このエピソードが最終話の伏線になるため、読み進めることでその意味が明らかになります。
最終話
第3話の伏線も回収されるため、目が離せません。
全てのエピソードを通じて、成瀬の行動力とひたむきさが描かれ、彼女の意志の強さと純粋さが伝わります。
私がこの作品の中で特に印象に残ったセリフが「たくさんの種を蒔いてひとつでも花がさけばいい」という言葉です。
この言葉から彼女がどんなに突飛な行動をしても、そこに意味や結果を求めすぎない姿勢が感じられます。
何かに挑戦する際、失敗や成功にこだわりすぎることなく、まず行動することが大切だという考え方は、今の自分に取って大切な考え方だと思います。
皆さんもこのブログを通して、成瀬の自由な行動を見て、「自分もまずはやってみよう」と勇気づけられたのではないでしょうか?
『成瀬は天下を取りにいく』は、自分の夢を追いかける全ての人におすすめの一冊です。読み終えた後、きっと皆さんも自分の夢に向かって一歩踏み出す勇気を感じられるはずです。
ぜひ『成瀬は天下を取りにいく』を手に取ってみてください!
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