建新ブログ BLOG
2024.07.13
- カテゴリー 新卒ブログ
どうぶつの森でみる道路舗装と建築基準法
こんにちは!本店営業部の渡辺です。
6月末で建築部での研修が終了し、7月からはついに、かねてより希望していた営業部に配属されました。入社してからあっという間に3か月が経ち、会社にもかなり慣れてきたので、これから始まる営業の仕事にも自分らしく全力で取り組んでいきます!
ところで、みなさんはゲームはお好きでしょうか?
実は私は子供の頃からゲームが好きで、今も休みの日には1日をゲームに費やしてしまうなんてこともしばしばあります。
中でも、『どうぶつの森』シリーズは昔から大好きなゲームの1つです。
どうぶつの森とは、住民のどうぶつ達と交流したり、虫や魚をとって博物館に寄贈したり売ってお金を稼いだり、そのお金でマイホームを増築したりできるゲームです。最新作では島のインフラ整備をして発展させていくこともできます!
そんなどうぶつの森ですが、土木部と建築部の研修を終えてからはより興味深くプレイできているような気がします。ゲーム内では坂や橋の設置や撤去、区画整備、舗装工事、河川工事、崖工事、マイホームの建設・増築などができるのですが、もし現実で同じことをしようとしたらどのような申請・工事が必要なのか、家の中はどのようなレイアウトにしたらより住みよい家になるのか想像しながら楽しめています。
今回のブログでは、ゲーム内の要素も絡めて土木研修で学んだ舗装工事、建築研修で学んだ建築基準法について紹介していきます!
まずは、舗装工事について紹介します。
どうぶつの森では、条件を満たすとライセンスを得て、島クリエイターという機能が使用できるようになります。舗装する道のデザインは既存のものだけではなく、自分で作成したデザインのものも使用できます。道をつくりたいところでボタンを押すと、選んだデザインを地面に舗装できるという仕組みです。イメージとしては、地面に道を塗りつけるような形です!
一方、現実では、現場によって異なりますが、おおまかに以下の手順で舗装工事を行います。
①既存のアスファルトの撤去。
②路床を転圧し、路盤に砕石を転圧する。
③防水用のコーティング剤を塗布。
④基層となるアスファルトの敷き均し。
⑤接着用のコーティング剤を塗布。
⑥表層のアスファルトの敷き均し。
⑦完成
すごく手間がかかっているように見えますね!これらは、安全に使用できる道を施工するために必要な大切な工程です。
ゲーム内の舗装工事は、簡略化されていて非常にわかりやすいものになっています。誰でもできるようにわかりやすい仕組みになっているのも、このゲームの魅力ですね(@_@)/
次に、建築基準法について紹介します!
家の中に一定以上の太陽光が入る造りでなくてはいけないと建築基準法で定められていることを知っていますか?人が長時間過ごすため、健やかに暮らせるよう部屋の床面積に対し一定以上の面積の窓をつくらなければいけないのです。住居なら、壁面積の7分の1以上の開口面積が必要です。開口面積が足りないと、居室の基準を満たしていないことになり、納戸という扱いになってしまいます。
どうぶつの森の家はどうでしょうか?見ていきましょう!
外から見た限りでは、窓がきちんとついているように見えますね!中から見てみるとどうでしょうか?
矢印部分が窓です。向きを変えて見てみましょう。
開口面積が小さいように見えますね。実際の面積を測ってみましょう!
土木部の研修で扱ったCADで面積を測ってみました。ゲーム内のスケール感は不明なので、単位や数の大きさは見ずに比率だけを計算していきます。
CADで床1面の面積を測ったところ、約4400でした。建築基準法では床の面積に対し7分の1の開口面積が必要なので、開口面積が約630の窓が必要になるということです。この窓は630あるのでしょうか?CADで窓の開口面積を測ったところ、わずか136しかありませんでした。ということは、建築基準法ではこの部屋は納戸という扱いになってしまうということです。
部屋をきれいに飾り付けるのもどうぶつの森の醍醐味なので、窓が小さい分壁にたくさん家具を取り付けたりお気に入りのデザインの壁紙を楽しめますね!ゲームが好きな方はぜひプレイしてみてください(^^♪
こうして新しい視点でゲームを楽しめるようになったのは、土木と建築の知識を身につけることができたからだと感じております☆今後も日常から様々なことに気を配り、仕事・プライベート共に充実させていこうと思います!
それではまた来週(@^^)/~~~
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